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フリクションボールノックゾーンの文字が消せる仕組み

フリクションボールノックゾーンは筆記用具として使えるボールペンです。通常のボールペンで書いた文字を消すことはできませんが、フリクションボールノックゾーンで書いた字ならば、簡単に消すことができます。フリクションボールノックゾーンで書いた文字を消せるのは、特殊な種類のインクを使用しているからです。使われているインクには3つの種類の成分が含まれていて、この3種類のものが使われていることにより、字を消すことができます。

インクの中に含まれているのは、色のベースとなる成分です。発色をするためのものも、インクの中には含まれています。インクに含まれているもう一つのものは、字を消すための成分です。フリクションボールノックゾーンで文字を書いた時には、インクの中に含まれている2つの成分だけが働きます。

色のもととなるものと発色のためのものが一緒に働くことにより、目で見ることができる色のついた文字を書くことができます。インクの中に含まれているもう1つの要素である消すための成分は、文字を書く時には全く使用されていません。文字を書く時にインクを消すための成分が使われていないのは、この成分は特定の条件がないと働かないようになっているからです。インクに含まれる文字を消すための成分を働かせるために必要なのは温度です。

60度以上の温度でこすれば、文字を消すための成分が働くので、インクで書いた文字であっても、後から消すことができます。

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